歯医者で使用するセラミックとは?
2024.06.25
こんにちは。 瀬戸市にある歯医者【こばやし歯科】です。
歯の治療で使用される素材にはさまざまな種類がありますが、今回は特によく行われる「銀歯」と「セラミック」について、それぞれの特徴や違いなどをわかりやすく解説しますので、ご自身の治療方法選びの参考にしてください!
■セラミック治療とは?
虫歯を削った後の被せ物や詰め物、外傷後の被せ物などに医療用のセラミック素材を使用する治療方法です。
セラミック矯正を行う場合、歯の凹凸を整えるために多くの歯を削ったり、神経を除去することが必要になる場合があります。短期間で歯を整えることができるというメリットはありますが、健康な歯を削るリスクや神経を取り除くことで抜歯のリスクも生じます。セラミック矯正を検討する際は、しっかりと話し合い、十分に考えてから治療を行っていきましょう。
とはいえ、虫歯治療で削った歯を補う材料としてセラミックはとても優れていて、虫歯の再発を抑え、長期的に健康な歯を保つことができます。金属を使わないため、金属アレルギーの心配もありません。
さらに、セラミックは天然の歯と同じくらいの透明感を再現することができます。歯は着色汚れによって黄ばんだり黒ずんだりしますが、セラミックは着色しにくいため、白さを長く保つことができます。銀歯の場合、金属が溶け出し、歯や歯茎が黒ずんだり着色することがありますが、セラミックならその心配もありません。
■歯のセラミック治療の特徴
歯のセラミック治療は、金属アレルギーの心配がある方や健康意識の高い方、そして見た目の美しさを重視する方に適している審美的な治療です。
・セラミック治療を行う事例
- 虫歯で削った歯
- 過去に修復した部分がある歯
- 変色してしまった歯
- 欠けた歯
- 歯並びの悪い歯
セラミック素材は、銀歯の置き換えや失われた歯へのインプラントなど、さまざまな治療に使われています。
■セラミックと銀歯の違い
銀歯
銀歯は、金属でできた詰め物や被せ物で、以下の特徴があります。
- ・硬くて耐久性があるため、強度が高く、噛む力が強い奥歯に適しています。
- ・他の材料に比べて価格が比較的安いので、費用が抑えられることが多いです。
- ・金属にアレルギー反応を起こす可能性があります。
- ・銀色なので、口を開けたときに目立ちやすいです。
セラミック
セラミックは、陶器のような素材でできた詰め物や被せ物のことで以下の特徴があります。
- ・天然の歯とよく似た色や質感を持っているため、見た目が自然に見えます。
- ・金属を使っていないため、金属アレルギーの心配がありません。
- ・適切に作られたセラミックは非常に強く、耐久性が高いため長持ちします。
- ・価格が高めで、銀歯に比べて費用が高くなることが多いです。
どちらを選ぶべきか?
銀歯とセラミックのどちらを選ぶかは、以下の点を考慮して決めると良いでしょう。-
・見た目を重視するか
前歯や目立つ部分にはセラミックが適しています。
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・費用を重視するか
費用を抑えたい場合は銀歯が良い選択です。
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・アレルギーの有無
金属アレルギーがある場合はセラミックを選ぶことをおすすめします。
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・噛む力が強い場所
奥歯など強度が必要な部分には銀歯が適しています。